なかのアセットマネジメント
「積立王子」こと中野晴啓さんがセゾン投信を退職後に設立したファンドです。退職経緯はセゾン投信の親会社のクレディセゾン(林野宏会長)と色々あったようです。第一生命ホールディングスとスパークス・グループからそれぞれ3億円ずつ出資を受け、加えて2024年2月にはソニーフィナンシャルグループ、2024年5月には楽天証券グループからと色々と出資を受けてます。
以下の2つが現在設定されているファンドとなります。中野さんは直販重視だった筈ですが、コストを考慮したのだと思いますが、複数(厳選?)の金融機関からの販売となってます。
「クオリティ・グロース投資」で「利益成長の期間」と「平均的な年率成長率」を掛け合わせて得た数値が大きい企業を投資先とするのがうたい文句のボトムアップ&エンゲージメント(投資先との対話を重視)。以前在籍したセゾン投信の「セゾン共創日本ファンド」に近いポリシーとも言え、両ファンドも30弱の銘柄に分散投資(最大で1銘柄6%ぐらい)しているのも似ています。但し、なかの日本成長ファンドはエンゲージメントを重視し、中型株や小型株の比率もソコソコある(大型ファンドだと中小型株には投資しずらい)のが大きな違いかと思えます。
毎月のレポートを比較してみると投資先企業(銘柄)が似ているのか?と思いきや結構違う感じですし、レポートを見る限り両ファンドともに半年も減ると銘柄やその比重もかなり変化があります。
ファンドオフファンド(世界の色々なアクティブファンドに投資するファンド)です。投資先ファンドの投資比率を変化させていくというコンセプトです。こちらも以前在籍したセゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」に似ている感じです。なかの世界成長ファンドが2025年2月現在で投資先が5つなのにたいして、セゾン資産形成の達人ファンドは投資先ファンドが12個と数量では劣っていますが今後増えていくと思われます。