下記も参考で
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自動車ローンの審査にもクレカの発行審査も相互に個人信用情報に影響します。ついでに言うなら住宅ローンも。Webを見るとどちらも利用する場合は住宅ローンを先にした方が審査的には良いようです。逆よりも。
自分は、自動車購入は基本的に現金&中古です。現金が無いなら無いなりに中古で車種やグレード(年式)を落としていけば良いと考える派です。過去も現在も年収に比べると格安な中古車に乗ってます。自分は車で贅沢するぐらいなら投資資金や他の事で贅沢したい派です。ほんとうは車は好きですし、好きな車に乗りたいのですが・・・・。
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一番良いのは借りないです。そしてローン=借金ですから以下がポイントになります。
・低金利を重視
・支払い残高は少なくする(頭金を多くする)
・支払い回数(支払い年数)を少なくする
・繰り上げ返済(特に金利が高いなら更に)をする
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とてもヤバいのはアドオンでのローン支払いです。
ビックモーター問題(社員にもなかば強制?で高金利のアドオン購入させていた)でこれも話題になりましたが 9.9%のアドオン式の10年(120回払い)ローンとか・・・・めちゃめちゃ損です。
例えば、借入金300万円 表示金利9.9% 10年120回払いの場合で下記例となります。
・元金均等 支払総額 4,497,330円 毎月支払 49,750円から最終月には25,206円に下がっていく
―>早く支払いを済ませる事につながります。結果的に金利手数料の総額は安く済みます。ローン会社にとって支払額の計算が面倒です。
・元利均等 支払い総額 4,737,441円 毎月支払い 39,479円固定
―>毎月の支払額が固定(最後を除く)となります。ローン会社にとって支払額の計算が面倒です。
・アドオン 支払い総額 5,970,000円 毎月支払い 49,750円固定
―>毎月の支払額は同じく固定(最後を除く)で、ローン会社にとって支払額を確定させる計算がかなり簡単で電卓チョイチョイで計算できます。
元金均等および元利均等でのWeb計算
アドオンでのWeb計算
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かなりヤバいのは残価設定ローン(Youtubeでの注意動画は沢山)
ケースによると1番ヤバイかもしれません。
普通のローンだとなるべく頭金を大きくしてトータルの金利手数料を小さくするという借り方がお得なのですが、設定された残価は頭金と逆の効果があります。設定された残価にも金利がかかります。つまり残価設定分の支払いを先延ばし(最後に一括清算に)したローンです。設定残価が大きければ大きいほどその分だけ総額の金利手数料が大きくなります。逆に言うと普通のローンは残価設定0円(下取り査定は完全に時価)ということができます。
契約時に設定された残価というのは、あくまでも最後に最上級の状態であれば販売店がその金額で下取りします!というだけです。低走行かつ極上の状態でなければ残価設定を大幅に評価減になる可能性があります。この下取りの評価はその販売店次第です。色々な理屈で評価額をガンガンと下げることも可能です。
例えば極端な例では事故などで廃車で残価0、そこそこありそうな例では修理で(事故車扱い)で価値が落ちて残価大幅減額、走行距離制限もあり、総走行距離によっては大幅減額、露天駐車で塗装が痛んでて大幅減額、喫煙で大幅減額、カスタムで大幅減額などの可能性があります。評価額と設定残価との差額は最後に一括清算の支払いになりますのでドツボにハマる可能性が大きいです。
それなら金利の安い銀行ローンであと少し頭金を積み増しや支払い年数をあと2年程度など延ばすなどすれば、毎月の支払額は残価設定ローンとさほど変わらない金額になったりします。そして普通のローンであれば最後は完全自己所有になり、それを一括査定などで売ればそのぶんだけ丸ごとお得になったりします。
デメリットばかりではないが・・・・・
例えば、沢山の車を屋内駐車で所有(1台平均での走行距離が減る:残価設定では走行距離制限有、該当車の事故率も低くなる、屋内駐車で痛みも少ない)している人には、残価設定ローンは「有り」かもしれませんが・・・そういった人はレアだと思います。
自分の場合なら、低金利(実際に販促効果を狙って残価設定ローンは低金利も多い)という条件で、頭金をなるべく入れる(販売店は儲けが減るから嫌がるかも)、そして不人気車(になると強く予想される場合)、「設定残価率」 >> 「自分が手放すときの残価率予想」 なら有りかもしれません。不人気車種(は販売店の設定残価率も低めになりがち)、不人気カラー、不人気オプションなどと色々考えられる事はあります。
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・基本的に銀行系ローンが最も安い。金利2%前後。(安いところだと1%台)
銀行系では「マイカーローン」と呼称されることが多い。デメリット:審査も厳しい。該当銀行に来店が必要なケースも多く日数や手間もかかる。ただし最近はWebで完結する金融機関が増えてます。
クラウドローンという銀行ローンの一括申し込みサービスがあるので今は手間が少なくなりつつあります。
ざっくりとした比較サイトは下記で
・輸入車系のディーラーのローンもキャンペーンで同様に2%前後と安い事も
キャンペーンによってはお得かも。
・新車ディーラーローン 3~7%前後
ディーラー系でも人気のトヨタ(ファイナンス)は少し金利が高いようです
・信販会社系
「オートローン」と呼称されることが多い。審査に通りやすいが割高:5%~9.9%と幅がある
・自社ローン
販売店独自のローン。審査通りやすいが当然にそれなりに割高
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サブスクリプションや個人向けカーリース
結論として、トータルの金額的な損得だけでいうと損なので自分は現状ではあまり興味がありません。同じ自動車を4~5年乗るとすれば殆どのケースで購入のほうがお得ですし、まだ自動車ローンのほうがまだマシのように思えます。
数年毎に乗り換えるつもりなら有りかもしれせん・・・・。
KINTOに代表されるサブスクリプションと個人向けカーリースは大枠として根っこは同じです。ですが、任意保険や車検や各種税金費用や手続きなどの手間をセットにして掛かる費用をなるべく固定にして変動しにくくしたのがサブスクリプションということもできるでしょう。
以下、傾向の比較として
・サブスク系は任意保険(含まれない場合も多い)や車検や各種税金費用が含まれているのに対して、個人向けカーリースでは別に必要な場合が多い。
・乗り換えなどで途中解約の違約金が無い、もしくは少ないのがサブスク系で、違約金が大きめなのはリース系
・契約期間終了後に買い取りができないのがサブスク系、廉価に買い取りができる場合が多いのがリース系
あと、事故修理などの対応には要注意です。サブスク系でも任意保険(車両保険)がついてないものも結構ありますし、実際に修理を行うと自動車としての価値は下がるわけでその評価減にたいしてのペナルティの有無や金額も・・・・
なので、サブスク系は長期レンタルに近いです。逆に言うと割高になりすいともいえます。2~3年など短期で乗り換えたい場合には向いているかもしれませんし、1年などのもっと短期だと長期レンタカーのほうが向いているかもです。
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法人向けカーリース
財務的(お金)・経理的(人)のメリットは有ります。でも金額的な総額だとやはりリースより購入のほうがイイかも。
財務的(お金)・経理的(人)に余裕があれば購入で。
(1)財務的(お金):キャッシュフロー
判りやすいイメージでいうと、社用車がたくさん必要な新規事業を行う場合、全部を購入してしまうと運転資金・余剰資金が不足してしまいます。財務内容やキャッシュフロー予測に応じて、リースと購入の比率を変動させていけば良いかと思います。
(2)経理的(人)のメリット:全額損金算入
カーリースだと固定資産税(届け出、減価償却費の計算と管理とか結構面倒:リースではリース会社側が行っている)は不要で全額を損金算入できて、経理的にとても楽ができます。
将来的に自分の商売がうまくいったら、興味がある車はカーリースで頻繁に乗り換え、とても気にいった車は購入(追加)でガンガン経費つかいたいですwww