一時期サービスが大量に出てきたコード決済ですが、利用範囲(カバーしている店舗)の広さで言うとほぼこのメジャーに集約されてきた感じです。
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自分の利用状況
「納税用(なので総額は多い)」・・・
Amazon Pay:国税納付のコード(スマホアプリ)決済対応が始まって年間利用総額自体は最も?大きい、実店舗普及は進まず・・・
楽天Pay:基本還元が1%と高い事と期間限定楽天ポイント消費、楽天キャッシュ(楽天ギフトカード経由)、納税にも。
「利用頻度が多い」・・・
Line Pay:新型のLINEクレカ(P+)のチャージ&ペイ5%(1万円利用まで)と超高還元なので毎月ほぼ1万円ちょっとを利用で頻度は高い。
―>2025年4月30日(水) LINE Pay 終了
FamiPay:POSAカード購入用の決済が熱い!!、「出前館配達」をしている人は現金代引き納付でお得。
au Pay:一時期は格安SIMのpovoのギガ活で頻繁に利用、au Payプリペイドカード用途も。
「たまに使う程度」・・・
PayPay:当初は熱かったが、だんだん頻度が下がりつつもPayPayのみ対応の場合もあるので・・・思い出したようにクーポンやキャンペーン利用など
「キャンページのみ」・・・・・
J-Coin :キャンペーン用途、自分の口座リバランス用の送金(ことら送金連携含む)で・・・
Air Wallet:キャンペーン用途、自分の口座リバランス用の送金で・・・
「低調」・・・
メルペイ:メルペイというよりもメルカード(8日、毎月エントリーで特定店舗で還元上昇)は利用。
d払い:1年以上前にチャージした残高が全然減らない。メジャー系で最も使わないコード決済。dポイントのポイ活はチョイチョイしてるが・・・
「むむむむ」・・・
ゆうちょPay:ゆうちょ銀行残高連動で唯一のチャージ不要なQRコード決済です。但し還元やキャンペーンもほぼありません。ゆうちょの残高確認できるのは便利かも。
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サービス名 | ポイント名 期限 基本還元% |
決済種別 事後:クレカ払等 |
クレカ チャージ |
関連(バーチャル)プリペイドカード*1 NFC決済 |
送受*2 | 出金と振込*3 | 請求書払い*4 | 納税*9 |
PayPay ★ | PayPayボーナス 無期限 0.5%以上 |
キャリア決済で残高チャージ可 事後可 |
ヤフーカード限定 | ソフトバンクカード(キャリア決済必須) チャージPass 残高非連動だがPayPay残高へのチャージ可 VISA、IDのNFC決済 |
〇 | 出金のみ | 〇 | 国税〇 |
楽天Pay ★ | 楽天ポイント 期間限定も有り 1%以上 |
全部可 | 楽天カード限定 | ✖ | 〇 楽天キャッシュ |
✖昔は〇 | 〇 2023年4月より |
国税〇 地方税〇 |
★ △ |
Lineポイント 180日限 0%以上 |
事後可 チャージ&ペイ (三井住友カードのVISAブランド限定) |
✖ | 残額連動: プリペイド Visa、iDのNFC決済 |
〇 | ◎ *8 |
◎:チャージ&ペイ | 国税〇 |
★ △ |
dポイント 基本48か月限 0.5%以上 |
キャリア決済払い可 事後可 |
✖ |
d払いバーチャルカード:残高連動 別途リアルカードのdカードプリペイドが有るがこちらは残額非連動で色々と制限多めで微妙 |
〇 | △制限多め | 〇 | 国税〇 地方税〇 |
au PAY ★ | Pontaポイント 1年変動無で失効 0.5%以上 |
キャリア決済で残高チャージ可 事前のみ |
◎:幅広い | 残額連動: リアルカード発行後にバーチャルカードも発行可Mastercard:NFC決済 ApplePayでは更にQUICPayも対応 |
〇 送金はauじぶん銀行必須 |
出金のみ auじぶん銀行必須 |
◎ | 国税〇 地方税〇 |
メルペイ ★ | メルカリポイント 365日他 0%以上 |
事後可 メルペイスマート払い |
✖ | iDは残額連動可能(あと払いも可能で切替式) Mastercardは後払い与信(要 申込&審査)のみ NFC決済:ApplePay(iD)Androidはおさいふケータイ(iD) |
〇 | 出金のみ | ✖ | 国税〇 地方税〇 |
Famiペイ ★ △ |
Famiペイボーナス+3つから選択*5 最終利用から2年 0.5%以上 |
事後可 FamiPay翌月払い(要審査) |
〇:JCB | 残高連動: 利用枠は「チャージ残高+ファミペイ翌月払い」 |
✖ | ✖ | ◎ | 地方税〇 |
★ △ |
即時(口座連動でチャージ不要) | ✖ | ✖ |
✖ |
◎◎ チャージ不要: ゆうちょ残高連動 |
〇 | ゆうちょ通帳アプリで地方税〇 | |
★ ? *6 |
事前のみ | ✖ | ✖ | 〇 | ◎(入出金OK) ことら送金連携対応 |
◎ | ||
還元無し キャンペーンでリクルートポイントなど |
事前のみ | ✖ | ✖ | 〇 | ◎(入出金OK) | ✖ | ✖ | |
*7 |
ギフト残高利用で還元0.5% | 事前(ギフト) 事後(登録クレカ) |
◎ アカウント登録のクレカ対応 |
✖ | ✖ | ✖ | ✖ | 国税〇 ギフト利用可! |
★:キャンペーンのページへのリンク
△: 複数端末同時登録不可:機種変更などでは再認証必須:2台持ち利用時の参考に。
*1: ネット決済等に使いやすいプリペイドカードなどの発行と種類。
*2:サービス利用者同士でポイント等を送ったり、受け取ったりする機能の有無
*3:残額の銀行への「引出し」、任意口座への「振込」機能の有無(多くで手数料が必要)
*4:請求書払い(銀行やコンビニ払い)のバーコードスキャンで支払う機能の有無。◎だとポイント還元有り。
*5:Tポイント or 楽天ポイント or dポイントの切り替えが可能。またFamiPayボーナスの付与と利用も可能
*6:
*7:コンビニ利用不可、実店舗利用はごく少な目。ネット決済は増えつつあるかも。
*8:連動して使えるLINE証券の出金手数料が2021年11月より無料化したことから、LINE証券を経由すれば出金手数料(LINEポイントが現金化!!)が可能だったが・・・・
ちょっぴりお楽しみな各種ポイント運用、ポイント投資に関してはこちらで。
コード決済で納税・請求書払いに関してはこちら(注意点やお得な順番など)
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決済タイミングの違い
こちらのクレジットカードの種別でも書きましたが、コード決済も内情は大きく分けて3つとなります。
・事前決済(プリペイド:チャージ):多くのサービスの基本形がコレ
・即時決済(デビット):ゆうちょPay、銀行Pay、BankPayなど金融機関(銀行)系の多く
・事後決済(クレジット:ポストペイ):atone(smart code 参加)など
サービス内容、キャンペーンや還元などを考慮しない場合、利用者にとっては事後決済、即時決済、事前決済の順にメリットがあります。
逆にサービス事業者にとって多くの基本形である事前決済(プリペイド)は与信(貸し倒れ)管理が不要というメリットがありますが、利用者にとっては、残額の管理(残額不足の場合にサクっと使えない)、適時&適額のチャージが面倒(オートチャージは嫌な人)とか、利用者にとってはチャージ分が退蔵(そして時効消失)になりやすいなどデメリットがあります。
即時決済(デビット型)は金融機関との密接な連携が必須で、預金残額とシビアな決済処理(決済に時間がかかるとNG)が必須です。もし決済時の預金残額が足りない場合は決済NGとなります。ですので該当口座の預金残高が要注意点となります。
事後決済(クレジット:ポストペイ)は事前決済と逆のメリット・デメリットがあります。
なお、Paidyはコード(バーコード)の決済ではあるのですが、店頭等でのコード決済機能はなく、ネットショップなどでの事後決済用となります。翌月払いでコンビニでバーコードを見せて支払い(請求書支払い)というものです。
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その他・・・・・・
どちらもブランドプリカとの組み合わせサービスです。コード決済はsmart code参加(前記メジャーなものも含めて多くが参加)のところが広くカバーできてる(3大コンビニ全対応となりました!)ので、ソコソコ使えると思います。
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その他その2
QuoPay
ギフトに特化したコード決済です。最も簡単な使い方であれば送られてきたURLにアクセスしてコードを表示して利用するだけです。つまりアプリも不要、各種登録すらも不要(個人情報やクレジットカードや銀行口座などの登録も一切不要)です。
また現金との組み合わせ(残額+現金)も考慮された仕組みのようです。他のコード決済では現金などと併用した支払いがが不可だったりしますが、例外的にQuoPayは現金との併用がOKというケース(例えばローソンなど)があります。
利用イメージを考えると、例えば企業によるネット懸賞などで少額&大量配布などギフトに向いたコード決済です。ネットが利用できればアプリ不要ですので。
QuoPay専用アプリを使うと複数のギフトのQuoPayを登録&合算して利用出来、利用履歴が残る、登録後はURLを亡失してもOKなどのメリットがあります。
以下、残念な点、改良してほしい点(2021/4/30)
・新規購入(贈るもしくはアプリへのバリューコード入力経由で合算チャージ)は公式オンラインストアのみ
->ギフト専用といったものではあるのですが、アプリ経由で購入する機能は有っても良いかなと思います。アプリでは公式オンラインストアへのリンクやURL表示すらありません。
・有効期限が3年間のみ
->URL表示なら仕方が無い?が、アプリ登録すれば延長できれば良いのにと思います。
・アプリにギフトを一度登録すると該当URLは失効し、更に他人に譲る(URLを知らせて使ってもらう)事は出来なくなります。
->貰ったものの更に他人に譲る予定があればセキュリティの問題は残るもののアプリ登録はしないほうが良いです。
・Quoカード(磁気カード)と連携なし
自分は株主優待でQuoカード(磁気カード)が大量にあるので出来ることならQuoPayに搭載(送金チャージ)したいのですが出来ません。
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その他その3:その他有力なところ
BankPayは日本電子決済推進機構(JEPPO)という潜在的にカバー範囲が広がりそうな所のサービスなのですが、J-Debitの時(大量の金融機関の参加&大量の店舗の参加)と違って参加金融機関で大手都銀は全部参加するものの地銀など他の金融機関の参加がいまだ少なく、そして使える店舗のリストを見ると大手店舗が少なく厳しい感じです。ことら送金に対応しているので「送金目的」には良いと思います。
なお、銀行Payに関してはサービス基盤を導入している金融機関と、サービスを実施している金融機関に相違があります。例えば三井住友銀行は現在の所、銀行Payのサービス基盤は導入しているものの、実施サービスは銀行Payではなく、BankPay(に口座登録して利用)のみです。三井住友銀行の自前アプリにはコード決済機能は現在のところありません。
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その他その4:その他で目についたもの
atone(smart code 参加):
前記しましたが、あと払い機能(事後決済:ポストペイ)のみ(銀行口座やクレジットカードが不要)、ネットショップに強い、smart code参加で3大コンビニ決済可能
pring(smart code 参加):
お金コミュニケーションを謳っており各種手数料が無料、出金(払い戻し)も基本機能で無料、登録可能な金融機関口座が地銀を含めてやや多い、smart code参加で3大コンビニ決済OK、2021年7月にGoogleによる買収契約が・・・
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その他その4:その他有力事業者
交通系(SUICAやPASMO)はメインの用途が改札での決済なのでICチップ決済のほうが確実(地下や建物内でスマホがネットと繋がりにくい所でも決済OKやタッチできれば良いので汚れに強い、光学カメラ稼働が不要でシビアなタイミングでもOK)で充分に普及しているともいえるので今後もコード決済に対応しなさそうです。
流通系では2グループ。セブン&アイはICチップ決済のnanacoがありますが、自前のコード決済に関してはセキュリティ問題で7Payを廃止しました。イオンも同様にICチップ決済のWAONがありますが、AEON♪Payを商標登録をしたままでしたが、iAEONアプリ(イオンのスーパーアプリ)にコード決済のAEON Payを搭載しましたが、2021年10月現在、使えるところがイオン系のみで、なおかつイオンクレジットカードもほぼ必須に近いようなのでイオン経済圏に限定なコード決済です。今後は、waonがファミマやローソンでも対応と広がったように、AEON Payも広がっていくのかもしれませんが、タイミング的に遅きに失した感もあります。
なお、Edyは楽天グループで楽天Payがありますので以下略です。残高連動などはしてませんが、楽天ポイント->Edyの一方向なら今も出来ます。(2020年1月までは逆方向も出来た)
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その他その5:参考情報
いろいろ・・・・いろいろです。
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他のコード決済サービスは、還元やキャンペーンが強力なものも多いのですが、別途に対応した銀行口座や対応したクレジットカードの準備が必要だったり、基本形の事前決済(プリペイド型)のままではチャージが面倒だったり、チャージ分が退蔵(そして時効消失)になりやすいというデメリットもあります。
自分の場合、コード決済ではありませんが、過去そして今もSuicaやEdyがそれぞれ複数枚あって、現在もそして過去に退蔵、そして消失:自分が過去に消失した総額はサポートが手薄なEdyが主ですが、多分10万円近くを消失してしまってます)を何度か経験したので事前決済(プリペイド型)はあまり好きではありません。既にこの記事を書いている段階で下記のメジャーなサービスの全てのチャージ分で既に数十万円分が退蔵状態になってますが・・・消失しないように( ;∀;)