外国為替証拠金取引(FX)のメモ
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外貨金利 >> 日本円の金利 で成り立つ話です。差が大きいほどスワップ(金利差)があって有利です。
外貨金利が下がっていく、日本円の金利が上がりつつある現状では要注意で。
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下記ネタは・・・・・・はるか昔(ミセス・ワタナベ隆盛時?)に考えたFXを外貨預金代わりに使うというアイディアです。多くのひとが同様な事を考えたとは思います。
スポット(非積立)なら色々なFX業者が選択できますが、自動積立があるFX業者は3社のみです。
店頭取引のFX会社でスワップポイントで1本値(受取りも支払いも同じ額)もしくはほぼそれに近いところも出てきたということで・・・・・。
大きな注意点として・・・・・
(1)ロスカットの危険性:低レバレッジ(1~3倍)でも超長期ではロスカット可能性を考えて証拠金保持率には注意が必要
(2)いわゆる高金利通貨は長期的に金利分を含めても価値が漸減していった歴史有り。時期なども考慮で
2020年ぐらいから円安がかなり進行して結果として高金利通貨はどれもかれもお得に見えたりしますが、それよりも以前や対ドルでみるとそうでもなかったりで・・・・円安調整局面(つまり戻して円高)がくるやもしれず、その場合には大損する可能性も・・・・。
特にトルコリラは悲惨です。こちらを月足でみるとわかりますが10年で価値は1/10です。相当に高金利であっても追いつきません。またメキシコペソはここ数年は好成績ですが将来はわかりませんと書いてたら政治不安(政治発言)で暴落しました。
代表例の比較一覧:2023年9月15日なら:
時々で変わりますが、おおまかな傾向は下記で
代表例など | 少額 | 自動 or 手動 | スプレッド&手数料 | スワップポイント≒金利(差) |
外為どっとコム 外貨積立(らくつむ)) |
◎:(1通貨~) | 〇: | ◎:0.2?(手数料無し) | 〇:2023年9月なら約4%強 積立が通常より少し優遇 |
◎:通常トレードも積立も1通貨から | 〇:積立 ✖:通常トレード |
◎:通常0.2、積立5銭(手数料無し) | 〇:2023年9月なら約4%強 | |
LIGHT FX LITEペア(積立なし) | △:(1000通貨~) | ✖:積立無:手動 | ◎:0.2銭など(手数料無し) | ◎:2023年9月なら約5%強 多くのペアで売り買いで1本値!! |
くりっく365(積立なし) | ✖:1万通貨単位 ドル円 148万円単位 |
✖:積立無:手動 | 〇―:3.5銭(多くの口座で手数料無料) | ◎:2023年9月なら約5%強 全部ペアで売り買いで1本値!! |
くりっく365ラージ(積立なし) | ✖:10万通貨単位 ドル円 1,480万円単位 |
✖:積立無:手動 | 〇+:平均0.97銭+1枚990円(税込)等 | ◎:2023年9月なら約5%強 全部ペアで売り買いで1本値!! |
各銀行での外貨預金(積立有り) | 〇 | ◎ | △:スプレッドで6銭(手数料3銭の往復) 最良のGMOあおぞらネット銀行で |
✖:0.8%未満 最強のGMOあおぞらネット銀行でも劣ります |
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小口(積立)なら
FX各社の外貨積立(店頭取引)
代表例:
外為どっとコム外貨積立(らくつむ))
スプレッドは通常取引と同じ?で 11:30の成り行き発注
買付注文:注文申込時に通貨単位で指定する場合は1通貨単位ごと、円単位で指定する場合は100円以上1円単位(最低1通貨相当)
外貨積立スワップカレンダー:少し優遇:通常取引のスワップカレンダー
その他例:
下記2つは100%カバー先がSBI リクイディティ・マーケットで中身はほぼ同一だが微妙な違いあり。
SBI証券 SBI FXα 積立FX
スプレッド実績
スプレッドは積立はスプレッドが広い(ドル円で5銭など)く 11:30の成り行き発注
スワップ一覧
スワップポイントは小数点第6位までを集計し、売却時において小数点第4位までを有効
住信SBIネット銀行のハイブリッド預金でSBI証券の証券総合口座との間は自動振替が可能だが、FX口座と証券総合口座の振替は手動
スプレッド実績
スプレッドは積立はスプレッドが広い(ドル円で5銭など)く 11:30の成り行き発注
スワップ一覧
スワップポイントは小数点第6位までを集計し、売却時において小数点第4位までを有効
通常取引でも1通貨単位で可能なのはレア
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小口なら(スポット)なら(1通貨単位:ドル円 2023年9月15日なら 148円)
スプレッド スワップ
前記したように積立(スプレッド広い)も有り
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中口(スポット)なら(1千通貨単位:ドル円 2023年9月15日なら 14.8万円)
代表例:
LIGHT FX LITEペア(最小注文量が0.1Lot、最大取引量が20Lot: 1Lot=1万通貨)
メジャー通貨でスワップポイントがほぼ一本値(受取りも支払いも同じ額)で有利ですが・・ルールではありません。2020年8月に一本値(同額)は努力目標?になった模様です。同トレイダーズ証券グループの「みんなのFX」も同様にメジャー通貨でスワップポイントが実際は一本値になっている事多々。
1000通貨から取引できるFX各社は結構多くて、またスワップポイントも一本値に近い所が増えてます。
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大口(スポット)なら(1万通貨単位:ドル円 2023年9月15日なら 148万円)
くりっく365(市場取引)の口座(各社有り。多くの口座で手数料無料)
スプレッドは大きいが、スワップポイントは一本値がルールであり透明性の高い市場取引で安心。
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超大口(スポット)なら(10万通貨単位:ドル円 2023年9月15日なら 1480万円)
くりっく365ラージ(市場取引)の口座(各社あります。手数料に違いあり)で運用
スプレッドは大きいが、スワップポイントは一本値がルールであり透明性の高い市場取引で安心。
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銀行の外貨定期預金には注意:
外貨定期預金では「ぱっと見」で高金利な商品があったりしますが・・・・
・高金利商品は円貨からが必須も多く、為替・手数料がFX系に比べると割高で金利が良くともトータルで見ると微妙・・・
・途中解約ができない(出来る場合は違約金で大損)
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税金の違い:
結論:少し面倒ですが、外貨預金よりもFXでの積立のほうが多くのケースで有利な場合があります。
・外貨預金で受取る利息:利子所得 20.315%の源泉分離課税(国税15.315%、地方税5%)
->申告不要
雑所得の場合、年収2,000万円以下の給与所得者でかつ他の雑所得を含めて年間20万円以下なら申告不要(無税)となります。
・外貨預金の為替差益:雑所得(総合課税)20.315%
・多くの国内FX業者での為替とスワップポイントの所得:雑所得(申告分離課税で損益通算と繰越控除有り)20.315%