Line Pay
専用アプリもありますが、そのアプリを別途インストールすることなくLineのみ(右下のウォレット)でも使えるというサービスです。Lineは殆どの人が使っているかと思いますので初期導入がとても容易です。
Line Payの専用アプリは「すぐに支払う用途」用で機能や設定が限定されてます。詳細な機能や設定はLineアプリのウォレットからのみのも多いので注意が必要です。
Lineは多彩なサービスを展開しており、Line Payも意欲的(実験的)ではありますが色々整合性がとれてないところもチラホラ・・・。Zホールディングス(ソフトバンクグループ)と経営統合ということで資金的には豊富?になりましたが、競合するPayPayとの兼ね合いで今後は???です。
個人的には、ソフトバンク系ではなくて、他の資金豊富な企業に資本参加してもらった方がより競った状態になって面白かったのにと残念に思います。このままでは競合するPayPayと統合?されて有力なサービスが一つ減る結果となる気がします。たとえばLINEはもはやインフラに近いので公共性が多少ある(政府が大株主)ような、ゆうちょ銀行(ゆうちょPayを出してはいますが単機能すぎるので)とか、資金力があるJA系、大手生保とかが資本参加するほうが良かったと思います。
ですが、保守的な企業だとLINEの「イケイケ」な体質と合わないかもしれませんけど・・・・。
★使えるお店
3大コンビニ(セブン、ローソン、ファミマ)を含めてかなり多いです。PayPayに次いで多いといえると思います。
★キャンペーン
過去はかなり強力なキャンペーンがありました。Line本体でもいろいろとクーポンを配布していますが、Line Payに絡めたクーポンの配布も多かったです。(過去形)
★関連クレカ
後記でも頻繁に出てきてややこしいので最初にこちらでまとめておきます。
新カード
(1)Visa Line Pay プリペイドカード
即時発行が可能なバーチャルなプリペイドカード
VISA:バーチャルカードのみ
クレカチャージ不可:
現在、タッチ決済3% 要毎月エントリー、上限1,000P
Line Pay残額連動:
NFC決済:
Apple Pay(iDのみ) や Google Pay(iDおよびVisaタッチ決済)
(2)LINEクレカ(P+)
2022年11月29日リリースされた新クレカ。
VISA、リアルカード版 および バーチャルカード版
通常のカード決済の還元率は0.5%
LINE Payのコード決済紐付けのチャージ&ペイの還元率は5%(月間 上限500P、逆算すると月間1万円)
(3)Visa Line クレジットカード(LINEクレカ)
VISA、リアルカード版 およびバーチャルカード版
「LINEクレカ」と言えばコレを指すようです。
Line Payのコード決済で「チャージ&ペイ」という名称)に対応。
LINEクレカはリリース最初の年度の還元率が3%(キャンペーン扱い)、その翌年が2%(キャンペーン扱い)、現在1%となりました。還元対象外も多いので要注意で。
LINE Payのコード決済に紐付けたチャージ&ペイでは還元率0.5%となります。
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旧カード(新規発行なし)
・Line Pay カード JCB(新規発行終了)
最初にリリースしたリアルカードで名称には付いてないものだがプリペイドタイプ。現在のところ公式などの説明で単純に「Line Pay カード」という記載の場合はコレを指す場合が多い。
・バーチャルカード(LINE Pay カード)JCB(新規発行終了)
最初にリリースしたプリペイドのバーチャルカード。前記 Line Pay カードと同じカード番号⋅セキュリティコード⋅有効期限。
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★2つのアカウント種別と限度額
->「アカウントタイプ・利用限度額」
ここで 限度額の変更も可能
★チャージ
Line Payは現金もしくは銀行口座からのチャージのみとなります。残念ながらクレジットカードからのチャージは全て不可でLine Payクレジットカードでもチャージ不可です。
なお、公式やアプリ内で出てくる「Line Pay カード」は前記した旧型のJCBブランドのプリペイドカード(リアルカード)の事です。現金チャージの際にちょっとだけ便利なだけです。
なお、東急沿線(利用)の人にとっては東急線券売機でのチャージも便利かもしれません。銀行ATMは昼休みは行列ですし、コンビニATMも1台のみが多くて、待つ場合は待ちますので。なお、ゆうちょPayでのキャッシュアウト(預金引き出し)も東急線券売機対応(現在休止中)のようで、東急は券売機の多機能化で先進的な感じです。
★銀行口座登録
チャージと出金用です。
こちらにデビット決済(即時決済)が記されてますが、現在のところ、QRコード決済やオンライン決済などでは利用できないようです。加盟店と銀行口座の組み合わせの問題が示されており、将来的に対応するという事かもしれません。
★クレジットカード登録
クレジットカードは複数枚(多分最大7枚?)登録でき、ダブルタップで自分が解りやすいように名前が変更できます。複数枚登録時にはいずれかをメインカードとして保存でき、決済時にはラジオボタンの切り替えでそれ以外も選択出来ます。
Line Payのコード決済でのクレジットカード払いは「チャージ&ペイ」という名称のサービスとなりますが、それに対応したクレジットカードはLINEが推しているVisa Line クレジットカード(LINEクレカ)および 新クレカのP+ 、三井住友カードが発行するVisaクレジットカード(ANAカードを除く)のみとなります。
それ以外のクレジットカードは登録してあってもコード決済用には選択できないようになってます。
下図は、合計4枚のクレジットカードを登録してある状態ですが、QRコード決済時の画面ではLine PAYクレジットカード(LINEクレカ)および住友カードのVisaクレジットカード(ナンバーレスタイプでNLカードと名前を付けた)と「残高」しか選択できなようになっている画面です。
そしてこの2種類以外の登録したクレジットカードは、オンライン決済でLINE STOREなどのLINEサービスでの決済方法でLINE Pay( クレジットカード )と表示されている場合のみ選択利用できます。
下記は LINE STOREでの決済画面例です。前記の2種以外のクレジットカードも表示&選択できるようになってます。
なお、オンライン決済用に発行した筈のバーチャルカードなVisa Line Pay プリペイドカードはここでも表示できません。残高と連動しており、残高も選択できる状態では「Visa」を経由する必要が無く選択する意味がない(余計なコストがかかる)からだと思います。
★請求書支払い
– LINEアプリを使用する場合
1)LINE Payメインメニュー>[請求書支払い]をタップ
2)使用方法や注意事項を確認し[次へ]をタップ
3)コードリーダーで請求書のバーコードをスキャン
– LINE Payアプリを使用する場合
LINE Payアプリを立ち上げて、カメラで請求書のバーコードを撮影してください。
支払い内容や、注意事項を確認して、[決済]をタップしてください。
手数料は原則無料だが、こちらにある通りで請求書支払いの決済手数料が発生する場合あり。
– 支払い金額10,000円未満
手数料:66円
– 支払い金額10,000円以上
手数料:110円
請求書払いは チャージ&ペイ利用時のみ還元があります。但しチャージ&ペイに利用できるクレジットカードは三井住友カード発行のVISAブランド(ANAカード除く)のみとなっています。
★Line Payの残高、ボーナス、ポイント、コイン
チャージ&ペイでは「LINEクレカ」設定での還元が0.5%となってます。残高支払いの還元は0%で還元はありません。
種別は少しややこしいです。使える範囲、有効期限、譲渡性などに違いがあるようです。
残高:すべての範囲で使える、
ボーナス:新規発行終了(ポイントに統一):出金以外で使える、有効期限2年
ポイント:有効期限180日、譲渡や出金以外では大体使える
コイン:該当サービス「のみ」使えるコインも有り。「まんがコイン」なら「LINEまんが」の中のみなど
ポイントからコインに交換するほうがやや有利なレートになってます。
★送金、出金、振込
この3つのサービスに関してはLine Payが最強かと思います。
送金に関して:
日本で最も普及しているコミュニケーションツールなので送付相手の指定も簡単です。LINE自体にウォレット&Line Pay機能が付随しているとうこともあり、相手がLINEを使っていれば凄く簡単に送金(と受け取り)が可能です。こちらに記載がありますが、見なくても直感的に出来ます。
出金に関して:
登録銀行口座への出金と・・・
セブン銀行ATMでの出金があります。コンビニATMでの出金機能はメジャーではLine Payとd払い(ドコモユーザーかつ本人確認済みという限定)のみ!です。
どちらも手数料1回220円がかかります。
なお、連動して使えるLINE証券の出金手数料が2021年11月より無料化したことから、LINE証券を経由すれば出金手数料(LINEポイントは現金化!!)が無料となりました。
振込に関して:
登録銀行口座から任意の銀行口座に振込が出来ます。
この機能はメジャーではLine Payのみかと思われます。
任意の金融機関の口座なので相手に銀行口座があれば振込みできます。まるで「銀行アプリ」のように。
手数料は1件あたり176円となっています。メガバンク系やゆうちょ銀行などの一般的な振込手数料と比べても安かったりします。
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LINE PayとLINEの今後
最初に書いた通り、LINE PayとPayPayはQRコード決済の2強と言っても良いでしょう。なのに経営統合とは・・・・・。
LINEはコミュニケーションツール(LINEメッセージやLINE通話)として日本では圧倒的で、色々見てみると驚くほど多様なサービスを展開しています(いました)。えぇ行く末が「ツマラナイ」ほうに行かないように願ってます。