お得な共済系の話はこちら
============
保険は事故・病気・死亡の際の「経済的な備え」ですので、ガチなお金持ちなら保険に入る必要はありません。
保険料の計算は総額として以下になっています。
保険料=純保険料(保険金支払い) + 保険会社の事業費(コスト)+ 保険会社の利益
保険数理人(アクチュアリー)が「大数の法則」で上記の式に従って保険料を計算します。
つまり
保険料 > 純保険料(該当事故が起きる確率 × 損害保険金)
従って当たり前ですが、個人から見ると基本的・確率的には損する仕組み、保険会社からみると確率的に儲かる仕組みになっています。
このあたりで例えば100万円がいつでも払えるよ!なお金がある人にとっては、支払い保険料上限が100万円の保険に入る必要はありません。そういったケースでは保険に入ることは損するだけなのです。ですが交通死亡事故にみられるように1億円がいつでも払えるよ!なお金が無い場合には、万が一に備えて支払い保険料上限が1億円の保険保険に入る価値はあります。万が一と言っても起きる可能性があるわけなので。
もちろん、事故があった際の支払い能力を第三者的に担保しているという事で契約などをスムーズにするために保険に入るということは世の中的にありますし、賃貸で家を借りる際の火災保険もその類かと思います。また企業であれば損金扱いできるという節税上のメリット、個人であればこちらで共済系の話で記したように各種の税控除の範囲で加入するのもメリットが大きいです。
他には、家電購入時の販売会社の付加(延長)保証は販売促進効果もあると思われるので保険料がとてもお得(保険料計算した場合よりもはるかに廉価)な場合もあるかと思います。
ということで・・・・数十万~100万円程度が支払い限度のペット保険ってどういうことなの?って疑問が沸きますが、それはそれでペットに対する愛情なのでしょうし、前記のように生業(企業)として行っている専業ブリーダー(繫殖家)や兼業に準じた人たちは事業経費になるので「税効果的」に有りかと思います。大企業とかでは事業に対する保険はキャプティブ(自家保険)な子会社を作って節税してたりしますが・・・・。