日本と比べて・・・・
アメリカでは
・VISAはバンカメ、Mastercardはシティバンクから始まり、銀行系が未だに最大のプレイヤー
・日本のクレカでのリボ払い利用割合が1割前後と比べてアメリカでは基本的に「クレカ≒自動リボ払い」で異なる。
--> 繰り上げ返済、全額返済などをして手数料を減らす手間が必要だったり。
・クレカ=リボ払い残高が100万円超はザラ、奨学金(学生ローン)の債務残高は既に240兆円を超え、その一人当たりの平均は600万円超(有名私立だと年間の学費が1千万円超も)。
--> 借金漬け、破産者も多い
・リボ払いの利率は大手でも20%~30%と暴利。(ブラジルだと50%などもあるらしい)
--> 日本のような利息制限法などがない
・金融機関(主要銀行)におけるリボ払いによる収益性は全事業の中で最も高い。
・加盟店側の手数料については、アメリカの平均手数料が 1.6%前後(収益の15%)、日本は平均手数料が3%弱(収益の29%)でありほぼ2倍の料率
・ポイント還元率は軽々と1%を超えるなども多い
・コード決済の隆盛前より元々でクレカ、デビットの決済金額比率が高い(元々6割~7割など)
・アメリカではデビットの少額決済が元々で多く、決済回数ではクレカを凌ぐ。
・与信コストの有無から加盟店側の手数料はデビットのほうが安い(日本ではほぼ同じ?)
・クレジットヒストリーやクレジットスコアは、家の賃借、各種ローン金利、就職などに大きく影響する
・移民や低所得者向けにデポジットのセキュアード・クレジットカードというブランドカードがあり、Discoverなどではクレジットヒストリー、クレジットスコアに連動するようになっているものがある。これによって良好なクレジットヒストリーを重ねていき、良好なクレジットスコアを得る事も手段となっている。
中国では
・近年になって急激にコード決済が増えた。
・UnionPay(銀聯)が隆盛しており国際ブランドの決済金額では世界一だったVISAを凌いで更に増えており大変な勢いがある。
・UnionPayは実は与信リスクが無いに等しいデビットカードであり、中国ではクレジット(与信)カードは極端に少ない
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参考資料など
クレジットカード市場におけるリボルビング拡大モデルの構築 ~アメリカ、日本におけるクレジットカード業界の現状と歴史的経緯から考える~