結果を先に書くと・・・・・下記ファンドの優位性は殆どない感じです。
目論見書による比較ベンチマーク対象はインデックス8資産へ12.5%ずつで下記とほぼ同じです。
青:波乗り型、ピンク:8資産均等型
期間を色々弄っても・・・・・波乗り型(トレンドフォロー型)が勝っているのは微妙な期間のみのような感じです。
この波乗り型ですが基本投資割合が下記となり均等ではありません。
トレンドフォロー戦略 30.0%
以下、トレンドフォロー戦略30%分から追加配分有り
国内株式 5.0%
先進国株式 5.0%
新興国株式 5.0%
国内債券 5.0%
以下、配分固定
先進国債券 12.5%
新興国債券 12.5%
国内リート 12.5%
先進国リート 12.5%
という風に基本配分でリートと債券(国内以外)への偏りがあります。基本配分以外のトレンドフォロー戦略である30%分を国内株式、先進国株式、 新興国株式、国内債券にたいして機動的に配分するというものです。他の国内・先進国リート、先進国・新興国債券に関しては12.5%固定のままのようです。
下記は「月次レポート 2021年 12月30日現在」の組入比率推移のグラフです。
なお、同社で8資産均等型 で中身が同じで信託報酬が安く、売却時信託財産留保額が無料なのは「Slim」シリーズの下記です。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
同じeMAXIS でも「Slim」が付与されたもののほうがローコストです。なお、波乗り型の Slimはありません。
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eMaxis バランス(波乗り型)ですが・・・・・・
月次報告書などを徒然とみてみるとそれなりに資産バランスを機動的に変更しています。トレンドフォローが効いている期間もあるので一概にダメではありません。
この辺りで何か気づいた事があり手隙があればまた追記で記事を書ければと思います。
長期でみると均等型に負けてしまいますが、例えばコロナショック後のしばらく後から、2021年夏ぐらいまでの株式が上り調子の時には、均等型よりも成績が良いです。得意と思われる時期にこちらにスイッチするというのも手かもしれません。