いろいろフラフラしてたら あおぞら投信(あおぞら銀行系)で面白い商品を見つけました。分類としては「限定追加型」というタイプです。販売期間と償還時期を限定しているものです。
下記内容です:一言では言えない・・・・
以下、2つが限定追加型投信の特徴です。
・ スポット購入用(販売期間の追加購入は可能)
・予定償還期間がある 5年と10年で2つのシリーズ
そして以下、3つが あおぞら投信の2つのシリーズの付加内容です。
・当初は多くを債券で運用し、時間分散を利用し徐々に債券から株式への割合を増やしていく。
・ターゲットの基準価格を越えたら今度は逆に債券割合が9割など変更して安定運用を目指す
・ターゲットイヤー(償還年)には債券割合を9割など変更して安定運用を目指す
要は、債券・株式の割合を時期や基準価格によって変動させていくというものです。
最初は債券割合多めでスタート、その後株式割合を徐々に増やして(株式投信の積立に近い効果で)振れ幅の大きい株式部分の時間分散効果を狙います。その後にファンドがターゲットとした基準価格になったら今度は株式から債券などの低リスク資産の割合を増やしてそのまま償還まで運用するという形です。
予定償還が5年後のシリーズ
ぜんぞうシリーズ
愛称の「ぜんぞう」は「漸増」からです。
下記はシリーズ(発行年月)によって異なるかもなので要確認
信託報酬: 年率 1.342%(税込)程度
信託財産留保額:なし
予定償還が10年後のシリーズ
あおぞら・新グローバル・コアファンド 限定追加型 愛称:十年十色
下記はシリーズ(発行年月)によって異なるかもなので要確認
通常時:年率 1.3568%(税込)程度
低リスク運用時:年率 0.9024%(税込)程度
#基準価額が13,000円に到達し、債券中心の低リスク運用に移行した場合
信託財産留保額:なし
モーニングスターの検索画面の商品名で「限定追加」で検索すると50本弱のファンドが見つかります。そして限定追加型投信にいちばん熱心なのが「あおぞら投信」のようです。
販売会社情報は前記のモーニングスターから拾えません。「あおぞら投信」のファンド一覧で該当ファンドで「販売会社」をクリックすると出てきます。グループ内のあおぞら銀行以外では、ネット証券ではSBI証券と楽天証券ぐらいで、他は地銀でも取り扱いがあるようです。
コンセプトとしてスポット購入(一括購入)したあとは「売り時」をあまり気にせずにそのまま放置しやすいというのは大きなメリットかと思います。また信託財産留保額が無いので急遽現金が必要になった際で償還前に売却してもペナルティ的なものがないというメリットもあります。コンセプトはとても良いのであとはもう少し信託報酬が安ければというぐらいでしょうか・・・・。例えば、信託報酬が0.6%ぐらいの「ちょっとだけ高い」感じのインデックス投信程度の信託報酬になればと思います。現状の「世界中が超低金利時代」では、低リスクな債券の割合が増えるとコスト負けしそうなので。