iPhoneで古いiOSの場合緊急通報(110や119)が不可な場合はiOS 15.2 以降にアップデートを
iPhoneは現在のところで別途にインストールできるAPNプロファイルが1つまでになっています。プリインストールされたMNO(楽天モバイル含む)やそのサブブランドの格安SIMはプリインストールされていたりしますが、格安SIMのMVNO系はAPNプロファイルを別途にインストールする必要があります。つまり、MNO+MVNOの場合は問題ありませんが、MVNO+MVNOという形でのデュアルSIM運用が不可能となる場合が多そうです。なおMVNOの格安SIMでもデータ通信専用の場合は大丈夫な情報もあります。
iPhoneでデュアルSIMをやる場合には、その組み合わせに関して事前調査したほうが良いと思われます。
デュアルSIMのメリット、デメリット
メリット:
・複数の携帯電話番号が利用可能となり、私用、仕事用と2台持ちが面倒な場合に1台で済む
・割安なデータ通信用SIM+通話用SIMという使いかもできる
デメリット:
電池の減りが多少早い(少しだけだけど)
回線認証関連:認証失敗や切替が面倒:d払いなどのドコモのdアカウント認証
通話の発信、着信でどちらのSIMなのか判りにくい、間違えやすいかもしれません。iPhoneの場合、標準通話アプリで着信時の表示があり、発信時の優先設定も可能で、そして発信時の切替も可能ですが・・・表示はもう少し大きくして欲しいところ。
デュアルSIMの対応内容
今後は殆どがDSDAになっていくので参考で。古い機種の場合は対応に注意。
DSSS:Dual Sim Single Stanbay:切替式:有効なのは1つのSIMのみ
DSDS:Dual Sim Dual Stanby:通話中は他のSIMでデータ通信不可。4G通1つのみ
DSDV:Dual Sim Dual VoLTE:通話中は他のSIMでデータ通信不可。両方とも4G可
DSDA:Dual Sim Dual Active:通話中もデータ通信可
デュアルSIM(物理) 対応機種
日本版は物理的なデュアルSIMM対応機種は少ない。海外版(特に香港版)は、物理SIMでDual対応が多いがNFC対応していてもSuica(Felica)非対応な場合が多い。iPhoneなどでソケット交換、トレイ交換で物理的なDual SIMへの改造例も。
なお、eSIM対応の場合は、物理SIM+eSIMでのデュアルSIM対応が殆どで、eSIM+eSIMなどにも対応していることが殆どです。
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eSIMの現状の結論:
機種変更のデメリットが大きいので廉価なプランがまだ殆どない現状でかつデュアルSIM利用の予定がないのなら物理SIMで良いかも。予想だが今後eSIMで廉価プラン(特に初期費用、事務手数料などで)が増えくればeSIMのメリットが効いてくるかも。
eSIMのメリット:
開通時の手間の少なさでメリット
開通までが早い:物理的なSIMカードの送付がないので
SIM返却が不要:物理的なSIMカードの送付がない
接触不良がなくて安定利用:物理SIMだとたまに接触不良などのトラブル経験有り、振動その他でも
安い場合がある:例えばIIJ mioのeSIM専用データプランなど。他でも送付不要で初期費用が安くなる可能性大
eSIMのデメリット:
機種変更が面倒:物理SIMだとSIMを差し替えだけでOKだが、eSIMだと旧機種、新機種ともに手続き(有料の場合も)が必要
例えば、パケット繰越しで大量に貯め込んだSIMを他の機種で使いたいなどがeSIMでは契約変更をしないと出来ない。
eSIM対応の場合、eSIMと物理SIMのデュアルSIM対応が殆ど
-> 物理SIM非対応のeSIMのみの機種が増えてくる可能性大。(例:eSIMのみのRakuten HandやBIGなど)
iPhone 13以降はeSIMだけでデュアルSIM対応の機種も。(物理SIMと合計3つのトリプルSIM:2つはアクティブ残り1つは切替式)
eSIM 対応機種
iPhoneはXR以降で対応
Androidは最新機種などのみ