セゾン投信(公式)
KPI:運用損益別顧客比率情報のコロナショック直前のデータで最優秀でした。
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商品は現在3本です。
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
->モーニングスターのスナップショット
信託報酬の実質コスト(投資先含む)で年0.57% ± 0.02% 程度(税込)
信託財産留保額 0.1%
バンガードの多種多様なインデックスファンドに分散投資(トータルでは株式と債券が半分ずつ)で、モーニングスターカテゴリー分類の安定成長(だが債券半分程度なので隣接カテゴリーのバランスとしても)でのリターンおよびシャープレシオは優秀です。ベースはバンガードのインデックスで株式と債券の割合もほぼ固定なのでパッシブに近いイメージですが、投資先は全世界対象でかつ多種多様なバンガードのインデックスの選別や組入れが自在なので全世界対象で債券と株式の配分のみが固定の廉価なアクティブファンドと言っても良いかもしれません。信託報酬は実質税込0.57%程度ということで、純粋なパッシブ系に比べると高価ですが、準アクティブファンドと思えば廉価だと言えます。
自分の考えでの比較ベンチマーク対象としては 「楽天・インデックス・バランス・F(均等型)」(モーニングスター スナップショット):信託報酬が実質年0.222%(税込)程度、信託財産留保額 なし:があげられると思います。こちらは債券(全世界適格債券:ブルームバーグ・グローバル総合インデックス)が半分+株式(全世界株式:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)半分ということで構成が類似しているからですが、こちらは非アクティブ(組入れ比率リバランスのみ)ということで低コストになっています。比較チャート(Yahooファイナンス)はこちら。 長期でこちらに見劣りしないようにセゾン投信さんには頑張って欲しいものです。
モーニングスターの紹介動画
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」セゾン投信 朝倉智也のファンドの視点Vol.9」 2020/05/17
・セゾン資産形成の達人ファンド
->モーニングスタースナップショット
信託報酬の実質コスト(投資先含む)で年1.35% ± 0.2% 程度(税込)
信託財産留保額 0.1%
世界中のいろいろな「アクティブ」ファンドを組み入れてます(ほぼ株式)。全世界分散ですが、コムジェストのファンドが入っておりコムジェスト本拠のヨーロッパの配分が多めな印象です。それと日本のスパークスのファンドも入っているので日本の配分も多めな印象です。米国株は4割強です。信託報酬は実質税込1.35%と全世界の株式を対象としたアクティブファンド(投資先もアクティブ)としては廉価だと思います。
超低コストでパッシブな全世界系インデックスファンド(例えば eMaxis Slim 全世界株式)と比べると成績的には微妙な気(最近の米国株は異様:達人ファンドは米国株割合低いのでその分は配慮で)もします。比較チャート(Yahooファイナンス)はこちら。
モーニングスターの紹介動画
「セゾン資産形成の達人ファンド」セゾン投信 朝倉智也のファンドの視点Vol.42 2020/09/06
投資先のアクティブファンド自体による投資株式のスクリーニング、投資先アクティブファンドへの投資比率(つまり国別のスクリーニングが主眼?)を変えるスクリーニングという2段のスクリーニングを経る訳なのでもう少し成績を期待したいところです。
・セゾン共創日本ファンド
->モーニングスタースナップショット
信託報酬 年年1.012%(税込)
信託財産留保額 0.1%
こちらは直販のみ
2022年1月21日に募集開始された新規設定ファンドです。セゾン投信としては初めての純粋なアクティブファンドでかつ日本のみを対象としたものとなります。「徹底したボトムアップ・リサーチにより長期的に利益が成長する可能性を秘めた企業を厳選する。原則、20銘柄以上保有し、一銘柄の投資割合は15%以内とする。企業との対話を通して企業価値の向上を図る」というもので企業との会話重視ということでアクティビストファンドとなります。
公募型(珍しい)のアクティビストファンド(は私募型が殆ど)としては先発としてマネックスの「マネックス・アクティビスト・ファンド(運用銘柄は80社程度)」(モーニングスタースナップショット)運用会社の商品ページがあります。