トラノコ(公式はこちら)
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月額利用料 300円/月
出金手数料 300円/回
運用報酬 年 0.33%
ロボットは謳ってませんが「おまかせ投資」です。「おつりで投資」を謳っています。
メリット:
超少額の積立投資可能:
5円から1円刻みで投資可能で「おまかせ投資」の中で最も少額な積立OK
低コスト:
月額利用料と運用報酬で計算すると40万円以上の運用額(他のおまかせ投資では年1%前後)なら最も低コスト
ポイントプログラム:
ポイントプログラムの結論;
nanacoを貯めてなくてもnanaco連携で始めてPapalで引落しが最もお得だと思います。後記の自分の例を参照で。
ポイ活とポイント投資:
ポイント投資が可能です。
ポイ活としては、連携(専用)のMoney Stepで歩いて投資(他の歩数・移動アプリのような煩わしさがなくて放置でOK)、動画見て(毎日3回で最大3ポイント)投資、アンケート&サービス利用でポイ活などがあります。
この辺りはもっと!もっとポイ活増強を!と思いますし、トラノコのアプリからポイント交換できるポイ活サイト(やアプリ)のGポイント、ドットマネー、NetMile、PointTwon、powlに飛べれば便利かなと思います。
ということで、早めにまとまった運用額(40万円以上)が出来れば、その後は毎月のポイ活とおつりなどの少額投資で放置というスタイルに向いていると思います。まったり系な「おまかせ投資」だと思います。
デメリット:
運用額が40万円以下だと割高:
運用報酬は年間0.33%と「おまかせ投資」では最も割安ですが、月額利用料金300円かかります。なので逆算すると40万円以上の運用額でないと割高になってしまいます。
任意の金額の追加投資がしにくい:
毎月の流れはこちらのようになっています。追加投資(スポット買い)の反映に1か月前後かかります。他の「おまかせ運用・投資」では早いものではWealthNaviが当日夜(米国市場開始で)、他も翌営業日や数営業日で追加投資できるものがほとんどですが、トラノコは時間がかかります。
そしてトラノコは「おつり投資」=家計・資産ソフト(Money Forward、Moneytree、Zaimなど対応でのおつり補足)との連携が基本前提となっています。連携していない場合など毎月の投資の金額指定が毎回必要で面倒ですし、前記した適時の追加投資は月に1回のみで出資反映が1か月前後かかったりとやりにくいです。
運用成績と選択コースが3つのみ:
じっくりと比較・吟味はしていないのですが運用成績が微妙。あと他の「おまかせ投資」にくらべるとコースが小・中・大と少な目です。コース変更(スイッチング)のコストはかからないようですが、コース変更は月に1回までです。
出金手数料が300円:
頻繁に出金するのでなければ問題とはなりませんし、実費に近いコストなので。なおPayPal口座を利用(長期でみると毎月100ポイント還元があるのでお得)の場合、PayPal口座から銀行に出金する場合には5万円以上なら無料(5万円以下なら1回250円)です。トラノコ側で出金に約1週間、PayPal側で3営業日かかるので急な出金はできないことに注意で。
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ファンドの中身
直接ETFではなく3つの専用の投資信託(トラノコファンド)を投資対象(間接的にETF)にしてますが、これらのトラノコファンドの運用信託報酬自体が0.33%となっています。ざっくり逆算すると40万円以上の運用になれば、「おまかせ運用」の中では実際には最も低コストな運用が出来ると思います。それ以下の運用では他の「おまかせ運用」よりも高コストとなります。
リスク許容度で 小トラ、中トラ、大トラ の3つから選ぶ(スイッチ可)で、投資対象はETF、ETNなど
為替ヘッジは変動(小トラ、中トラは50%以上、大トラは0%以上で変動)
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比較
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)との比較チャートはこちら
微妙な感じです・・・・・特に2022年の債券価格の下落は過去数十年で例がないほどなので例外的といえば例外的ですが・・・
03312175 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
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自分の例
ポイント還元プログラムは色々とあるのですが・・・2022年5月末に始まったPayPal連携がお得に感じたので、2022年夏に申し込んでみました。自分の場合は先にdポイント連携の専用サイトから申込みをしました。口座振替先としてあとからPayPalも指定出来るのでトータルではこのやりかたがお得だと思います。
新規申込でdポイントが3,000ポイント、毎月利用でdポイント15ポイント+PayPal口座振替で毎月100円分のトラノコポイントという事になります。nanacoで申し込んだほうが毎月のポイントは20ポイントとお得でなのしばらくのち、12回目の投資以降にnanacoのほうに連携を切り替えるかもです。自分のようにnanacoポイントを貯めていなくてもnanacoはトラノコから等価でポイント投資できるので。
なお、PayPal側で口座振替ができる金融機関は2022年8月3日現在でかなり限られており、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行のみとなっているようです。PayPal側ではぱっと見でクレカ投資も出来そうな雰囲気ですが実際にはできません。
自分はPayPal(引き落としは三菱UFJ銀行指定)の連携が上手くいかなかったようで結果として4か月後に運用開始となりました。これはトラノコ側の問題だけではなく、PayPal側の問題(わかりにくさも含めて)もあるかと思います。自分の場合は下記としていますが何処かの連携が取れてなかったのかも。
トラノコ ⇔ PayPay ⇔ 三菱UFJ銀行
そしてトラノコ側で引落しが失敗したのを見てPayPal側での設定を何度かやり直した経緯があり、引き落としが成功するまでは設定が正しいのかもよくわからずにそれで4か月後になってしまいました。早めに運用額を40万円以上にするためにあと数か月程度は多めに10万~20万程度を適時追加投資する予定です。
それとトラノコの「おつりで投資」の毎月の投資自動化のために、Money Forward、Moneytree、Zaimのうちトラノコとの提携ページがあり無料版で制限が少な目のMonetytreeを新規ID作成して登録してみました。自分的に決済頻度の多い楽天カードと三井住友カードを登録です。どちらも会員ID登録となるので複数枚のカードがあればそれらの複数枚の利用を捕捉できることになります。
この手の家計・資産ソフトでは、コード決済やブランドプリペイドカードの補足機能がMoney Forward、Moneytree、Zaimの3つのサービスともほぼ全部で捕捉できないので家計簿としての意味薄いですが、トラノコの「おつりで投資」の自動化のために・・・
なお、同様の「おつりで投資」の「まめたす」(WealthNavi)はMoneytreeのみ対応です。
投資として反映に1か月かかったり、思うように反映されなかったりで・・・トラノコは使いこなすの時間がかかりました。