クレジットカードを複数枚、多めの枚数を持っている、持つ予定がある方向けの話です。
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海外ATMキャッシングに関してはこちらの後半に記しています。
海外ATMキャッシングを行う可能性があるクレカはキャッシング枠を残しておいたほうがいいと思います。自分は調子に乗ってガンガンとキャッシング枠を削りすぎました。
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キャッシング枠は新規クレカ審査だけでなく、各種ローンにも影響します。貸金業法の総量規制により、すべての貸金業者の合計で年収の3分の1までに制限されています。また、貸金業者のキャッシング利用可能枠が50万円を超えるとき、他の貸金業者も含めた総額が100万円以上の場合は年収証明書類の提出が義務付けられています。という風に特に使う予定がなければキャッシング枠は減らしたほうがいいです。総量規制にかからない銀行系カードローンや各種自動車ローンなど審査でもクレカのキャッシング枠の合計額の影響を受ける可能性が高いです。
ちなみにこの項目を追記するにあたり2023年3月に手持ちのクレカのキャッシング枠を見直しました。ざっくりというと手持ちのクレカ全てを見直して、ちょこちょこあったキャッシング枠をトータルで100万円分近くを減額申請して削りました。実際には同じクレカ会社の複数のクレカで極度額の重複分があり、実際の総量規制でいうところの70万円分ほどです。
自分の場合、殆どのクレカはキャッシング枠0円にしました。万が一の場合に10万円まで減らしたものを2枚ほど残しましたが、後から気づいた点で海外旅行時の海外ATMでのキャッシングを考慮しどのカードをどの金額にするか?考えても良かったかなと思います。こちらの「外貨預金と利用(海外通販、外国株取引 含む)」に記しましたが、海外ATMキャッシング用途だと、アコムACマスターカードが最強です。
以下、今回の2023年3月以降に減額手続きなどの結果一覧です。
減額申請(キャッシング枠無し)がネットで完結したもの
楽天カード(即日反映)、三井住友カード(2,3日後反映)、イオンカード(即日反映:但し入手後の数日後に変更可能に)
減額申請(キャッシング枠無し)で電話(オペレーター)連絡が必要だったもの
エポスカード(即時反映)、セゾンカード(即時反映)、ファミマTカード(ポケットカード:2,3日で反映)、au Payカード(1週間ほどで反映)、TカードPrime(ジャックス:即時反映)、Ponta Premium Plus(ジャックス:即時反映)
電話(オペレーター)手続きは、携帯電話で行ったのでナビダイヤルやフリーダイヤルではなく固定電話番号を探して利用で。そしてやはり面倒で最速でも先頭の自動応答部分のメッセージが多すぎてオペレーター呼び出しまでだけで2分前後かかったりなどで、5分かけ放題では間に合わずに10分前後かかったりで件数が多いと携帯電話代も馬鹿になりません。
この電話(オペレーター)手続きですが、各社でスムーズさが異なり、ジャックスはオペレーター手続きが82番とWebで明示されていたので楽でした。最初の自動応答部分のスムーズさでは、やはり大手のエポスカードやセゾンカードは優秀でした。ファミマTカードやau Payカードはオペレーターにたどり着くまで結構な手間がありました。
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国内でのキャッシングが必要な場合は、銀行法(銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、JA)対象の金融機関の貸金は総量規制外で、こちらのほうが多くのケースで金利手数料が安いのでこれらの銀行カードローンを先に使うのがいいと思います。注意点は例えば三井住友銀行のカードローンは銀行法(総量規制なし)対象ですが、同じSMBCグループでも貸金業者のSMBCモビットは貸金業法(総量規制あり)となり、SMCBグループでも銀行直系の三井住友カードローンのほうをお勧めします。
目的別ローンのほうがもっと金利が安いので、該当すればもっと低利に借りられます。たとえば住宅ローンはその筆頭ですし、次点では、自動車(マイカー)ローン、教育ローンなども単なるカードローンよりも遥かに低金利です。
自分がしらべた範囲でもっとも低金利なカードローンは
・「ろうきんのカードローン」で年4.055%~年7.255%(団体会員の構成員の場合は0.2%引き)
・ミラジツカードレス(JACCS)が3.9~4.8%(子育てサポートコース)、4.2~9.6%(社会人ステップアップコース)
JAのカードローンは非公開ですが銀行系のカードローンよりも低金利な可能性が高いです。JCBのカードローン「FAITH」も銀行系に負けないぐらいに低金利なようです。普段からの利用実績がある金融機関であればクレジットヒストリーがあるので低利で借りられる可能性があります。
いわゆる手間のかかるカードローンではなく、普段使いのクレジットカードでキャッシングする場合は金利の問題もありますが、返済のしやすさ(当日返済や翌日返済、返済手段やコスト無料or 有料)に違いがみられます。このあたりでも前記した海外ATM利用向きのアコムACマスターカードとセディナカード系は返済のしやすさでも最強の部類だと思います。