固定回線の接続方式と注意点
↑でサービスとルーター適合、IPoE(IPv4 over IPv6)の各方式とポート開放の可否などを記してます。要注意で。
自分の固定回線の状況
光ファイバー固定3回線から、光ファイバー固定1回線+モバイルな格安SIM2回線に
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前書き:固定回線の状況
スマホの通信料金は楽天モバイル参入競争と菅元首相のお蔭でだいぶ下がりましたが、固定回線の通信料金は此処20年近くあまり下がってません。総務省は次に固定回線の是正をお願いしたいところです。多くの固定回線では、未だに巨額な新規契約のインセンティブ(新規契約の巨額キャンペーン)、大きな違約金、2年縛り、3年縛り、契約更新時期の僅かな期間以外では懲罰的な違約・解約金などなど・・・・。まるで昔の携帯電話会社との契約のような状況です。・・・・。
このあたり酷いのはまだ3大キャリアが拮抗している携帯電話と違い、光ファイバーの敷設がNTT独占に近いからかもしれません。たぶん光回線の8割以上はNTTの光フレッツおよびNTTの光コラボ系と思われますが、通信料金総額で言うとその多くがNTTが取り、ISPプロバイダーの取り分は僅かです。5:1ぐらいじゃないかと思われます。
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結論:携帯電話のMNPのように2~3年の更新期間毎に乗り換えていく、もしくは適時に月間の通信量(結果や予想)によって見直すのが最もお得
以下渡り歩く際の注意点を。
渡り歩くのに一番楽なのは、NTT回線の光コラボモデル同士です。スマホでのMNP予約番号のように「転用承諾番号」や「事業者変更承諾番号」を取得して移行ができます。物理的な工事が不要なので契約縛り関係以外ではルーターの設定変更のみなど最もスムーズな移行ができます。
なお、渡り歩くのが面倒であれば、ベース料金が安いサービス、電力サービスや携帯電話などのセット割があるサービスを利用するのも手かと思います。
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月間使用通信量チェック
自分は結果として、2022年5月に光ファイバー固定回線3つだったのを1つだけにして、残り2つの回線は格安SIMに変えました。
Windowsなら「ネットワークとインターネット」で過去30日の使用量が解ります。これでざっくりした目安が解ると思います。
自分が一番良く使うストリーミングは、radikoで1時間30MBらしいので、1日8時間x30日で 月間7.2GBです。なので今後は普通にFMラジオに代替する予定です。
Youtubeは720pで1時間で1GB、1080pで1時間2GB程度になります。但しザッピング(ばんばん動画を切り替える)などするとその1.5倍ぐらい行きそうです。だらだら見る感じだと1日8時間x30日で月間240GBです。4Kなんかは1080pの4倍近いかもしれません。Spotify、NetFlixやHuluは各自で調査を。
他にはUber配達だと色々と幅があるようですが、多めに見積もって1時間で0.03GB弱で8時間前後で0.3GB弱、月に20日稼働で多め見積で6GB弱。
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代替候補と通信量の目安
低速で良いなら・・・・ざっくりとした目安
月間20GB以下 -> 格安SIM
月間20GB~50GB -> 翌月繰り越しがある格安SIM、donedoneなど
月間50GB~100GB -> クラウドSIM、ahamo大盛り
月間100GB以上 -> ホームルーターなど(但し長期利用では光ファイバー回線と料金が代わらないケースに注意)
なお、楽天モバイルはキャップ(段階)制なので極端に通信料が少ないケース以外ではいずれでも候補になります。但し電波弱い(建物の中や障害物に強いプラチナバンドが無い:総務省は楽天モバイルにもプラチナバンドを割り当てるような仕事をしてください。)ので利用場所に注意で。
詳細は↑
月間通信量が少ないならこれも充分代替となります。自分は通信量チェックをし、通信量が少ない2か所をコレにしました。
詳細は↑
縛りが多いものが多いのでその条件に注意で。雨後の筍で玉石混交のような感じ。
詳細は↑
楽天モバイル一択で。但し建物の中などで弱い場合あり。他は長期利用でお得でなくなるものが多いので要注意。
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NTTのフレッツ光と光コラボの違い
光回線の場合は下記となります。
家~NTTの光ファイバ~NTTの収容局~ISP~インターネット
・フレッツ光
古い形です。家~収容局はNTTの請求、それ以降はISP(プロバイダー)が請求と別々の請求が基本ですが、収納代行業者からの一括請求のケースが有ります(NTT系のぷららとかOCNとか)。同じISPでもフレッツ光から次項の光コラボに切り替えるだけで安くなる例が殆どです。その場合、ネット空白期間もなく、ルーター設定変更も不要(但し後記のIPoE用設定に変更した方が速い)なケースが多いです。
フレッツ光のISPを変更(フレッツ光 もしくは 光コラボへ)をする場合、NTT東日本・NTT西日本から「転用承諾番号」を取得
・光コラボ
新しい形です。家~収容局のNTTの所有部分をISPがNTTから借り受ける形になっています。ISPからの請求となります。そしてISPの多くが光コラボを展開してますので、光コラボへの料金プランへの変更だけで数百円程度の値下げができるケースが殆どです。自分はしばらく前に「ぷらら」内で契約切り替えをして多少の節約をしました。
光コラボISPを変更(光コラボ同士)をする場合、ISPから「事業者変更承諾番号」を取得
・ドコモ光
回線の殆どはNTTフレッツ系。ドコモのスマホ利用等でセット割が効く、キャンペーンが強力以外ではほぼメリット無し。他の光コラボと比べると割高な理由は下記で中間業者としてドコモが入っている分だけ割高。
ドコモ光系: NTTフレッツ->ドコモ光->各ISP
普通のフレッツ系: NTTフレッツ->各ISP : ドコモ光を挟まないので割安。
大元がNTTフレッツ系なので「転用承諾番号」もしくは「事業者変更承諾番号」で変更(移転)できると思います。
NTT系のメリットは「乗換え」がしやすいです。工事も不要で建物オーナー・管理会社にも連絡不要です。ルーターの再設定(や交換)以外では空白期間もほぼありません。
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非NTT系
非NTT系のデメリットは「乗換え」がしにくいです。NTT系からの乗り換えでは新規工事が必要であり建物オーナー・管理会社にも連絡が必要ですし、空白期間が出てくる可能性があります。
auひかり
ISP数社が対応していますが、NTT回線のように移転(変更)ができないようです。
NURO
自社ファイバー網扱いです。SONY系です。高速を謳ってます。
地域電力会社系
地域電力会社の電力サービスとセット割がある例が多いです。また基本的にNTT系よりもちょっぴり安い例も多いです。
東北電力系:トークネット光(中小企業向け) 東北インテリジェント通信
中国電力系: MEGA EGG エネルギア・コミュニケーションズ
なお、北海道電力(HOTnet)、北陸電力(FitWebひかり)は個人向けインターネットサービスはNTT回線利用のようです。沖縄電力ではインターネット接続サービスは提供していない模様です。また電力会社最大手である東京電力は独自光ファイバー網で過去にTEPCOひかりという個人向けインターネット接続サービスを行っていましたが、新規受付終了で現在はNTT回線利用による合弁のPinTというサービスを行っているようです。
地域CATV系
全国にあるCATV各社でもインターネット接続サービスを行っていることが多いです。昔はCATVの映像配信の同軸ケーブルにインターネット回線も重畳(ADSLの電話回線の重畳と似た仕組み)して使っていましたが、今は殆どが速度の点で光回線となっているようです。
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固定回線有力候補(2022年4月現在)
B.B.Excite 光Fit:キャップ制(4段階制:30GB、200GB、500GB):
◎:使用量が少なければかなり安い
✖:月間500GBを超えれば通常プランより割高
30GBは動画視聴なければ大丈夫、200GBは高画質動画を毎日垂れ流しでなければ大丈夫、500GB超は4K画質などで毎日長時間視聴しなければ大丈夫なような気がします。同時に複数動画再生をすると簡単に500GBを越えるかもですが・・・
So-net 光 minico(ミニコ)
◎:フレッツ系の廉価プラン
✖:混雑時には遅い可能性。
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1.代理店の比較
ISP直接申込みよりもお得なケースが多いのですが、注意点も多いです。
1.高額キャッシュバックは貰えない人が多数という前提!?
特に価格COMが要注意。「要申請で手順も面倒で貰い損ねる人多数」を前提で「高額キャッシュバック」にしていると思われます。ええ、自分も過去2回キャッシュバックを貰い損ねてます。1回目はとくとくBBのWiMaxで案内メールを見逃して期限切れ、2回目はぷらら?でメール案内がそもそも来てない(今、ぷららメールBOXを見返しても該当無い)という残念さ。逆に安心なのは自動キャッシュバック。
2.キャッシュバックを確実に貰うために
申込時にキャッシュバック条件のスクショを保存する、Googleカレンダーに注意記載する、該当時期に案内メールが来ない場合はサポートにガンガンとクレームを出すぐらいに事前に備えた方がいいです。キャッシュバックが貰えるのは10か月後とか相当先でその頃には条件や時期も忘れてたりしますので・・・・・・。
3.各種オプションは極力申し込まない
ひと昔(店頭だと今も)携帯電話と同じです。キャッシュバック増額に釣られてオプションの解約忘れると割高になります。自分は過去にWi2の公衆WiFiオプションがスマホ契約のキャッシュバック条件であり、IDやパスワードも紛失でそのまま8年間1度も使わずに放置してしまった事があります。もし申し込むにしてもキッチリ最速の解約時期をGoogleカレンダーなどで管理すべきだと思います。
4.更新期間以外の解約による違約解約金、工事費分割金に注意
違約金と割引金額の兼ね合いも重要。最初に記した
5.ネット空白期間が生じる可能性
回線種別が異なる(光コラボ<->auひかりやNURO)の移行の際には光ファイバー回線引き直しの必要があったりします。ネット接続空白期間が出来る可能性があります。期間を重複するか、WiFiルーターやテザリングで該当期間をカバーするか等の工夫を。WiFiルーターの「開通前レンタル」を無料でやっている回線(auひかり系:BIGOLOBEなど、SoftBank 光)などもあります。スマホのテザリング、格安SIMでしのぐなども検討で。
6.酷い代理店に注意
なんとなくでサービス名を検索すると、公式よりも上位に代理店の勧誘(ランディング)ページにたどり着くことがままあります。公式のロゴも使っていたりで非常に間際らしいものが多いです。小さい文字で代理店の表示があったりします。そして代理店経由で申し込むと、特典やキャッシュバックが強力なこともありますが、デメリットもあります。その昔、某代理店経由でフレッツ系を申し込んだら色々な勧誘電話(パソコンのサポートやその他諸々)が何度もしつこいぐらいに掛かってきた事があります。別の担当者でしたが1日に3回とか!!。営業電話は時間の無駄で迷惑ですので同じ日の3回目はキレて苦情を言いました。そしてNTT東日本に「NTTは特定商取引法17条違反である糞代理店の代理店契約解除しろよ!」と言えばOKです。
https://nn-com.co.jp/
以下参考で。
NTT東日本 勧誘停止 0120-849-994
受付時間:平日 午前9時~午後5時まで
休業日:土日・祝日・年末年始
NTT西日本 勧誘停止 0120-019390
受付時間:午前9時~午後5時
休業日:土曜、日曜、祝日、年末年始
au 勧誘停止 0077-777 (無料)
受付時間: 9:00~20:00 (土・日・祝日も受付)
上記番号がご利用になれない場合0120-22-0077
NURO サポートデスク 0120-65-3810
窓口営業時間:9:00~18:00(日曜、1月1日、2日を除く)
特定商取引法:再勧誘の禁止(法第17条) 特定商取引法は、事業者が電話勧誘を行った際、契約等を締結しない意思を表示した者に対する勧誘の継続や再勧誘を禁止しています。
参考ページ:うぇぶまにあ しつこすぎる!ネット回線の勧誘を1発で完全停止させる最善策
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高速サービス
優先制御系
OCN IPoEアドバンス:有料追加オプション
->(Windows Updateなど大量トラフィックを分離した優先ネットワークが利用可)
So-net さくさくスイッチ:有料追加オプション:優先ネットワーク
ソフトバンク光のIPv6高速ハイブリッド
->専用ルーター(光BBユニット)レンタル費用必須
コミュファ光ゲーミングカスタム(10G回線のみの追加オプション)
5G以上の超高速系
NTT フレッツ光 クロス 10Gbps
こちらも光コラボで各ISPのサービスがあります。
中部電力系:コミュファ光 5ギガ、10ギガコース有り
関西電力系:eo光 5ギガ、10ギガコース有り
九州電力系; BIBIQ 6ギガ、10ギガコース有り
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屋外長距離WiFiで共有
結論:見通しで500m以内なら結構可能性ありかと・・・・・
色々と調べた結果、日本の技適で安くてメジャーなのはTP-Linkの長距離向けのWiFiの製品です。
そして色々と相当調べたんですが・・・直線距離で200mほどなで屋外長距離WiFiインターネット接続を共有しようと思いましたが、途中に巨大なマンションが思いっきりで塞がっているために諦めました。もし今後、機会があればコレも考慮の1つとして考えたいと思います。ほんと残念・・・・・
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